心と体の不調を改善する②
院長のつぶやき
2024.02.20
健康とは。
検査結果が正常=健康
とは限りません。
体と心のバランスが整った状態が健康です。
東洋医学では「気・血・水が順調に働く=健康」とします。
頭痛・腹痛・めまい・耳鳴り・肩こり・冷え・浮腫み・加齢による不調など
自覚症状が検査で異常が見つからないことを未病と言います。
五臓六腑とは
五臓と六腑(五腑)は相互の働きをします。
五臓とは
気・血・水など体に必要なものを成形し、貯蔵する働きをします。
【肝 心 脾 肺 腎】
肝とは、気の流れを調整する。また血を貯蔵し、心に送る血量をコントロールすることで全身の血量を調整する。
心とは、身に血を巡らせル循環機能がある。思考や意思などの精神活動もコントロールする。
脾とは、胃と協力して消化と吸収を行い、水穀の精微を作り出し、血の経脈(経絡)に収める。
肺とは、自然界の精気を「吸い・吐く」という呼吸により、気をコントロールする。水を全身に行き渡らせる。
腎とは、発育成長、生殖機能をになう精を臓する。呼吸のうち、体の奥深くまで息を吸い込むのは腎の作用。
水の循環にもかかわる。
六腑とは
食べ物を消化吸収し、不要のものを排出する通路です。(中身が空)
【胆 小腸 胃 大腸 膀胱 三焦】
胆とは、胆汁を貯蓄する。
小腸とは、胃から消化物を受け取り、水・栄養分(水穀の精微)、不要物を区分する。
胃とは、飲食物(水穀)を受け入れ、消化を行い、消化物を小腸・大腸に送る。
膀胱とは、主に腎の作用で作られた水を、尿として排出する。
三焦とは、上焦(舌下から胃の入り口)・中焦(胃の入り口からへそ)、下焦(へそから下)に分かれる。
全身を巡る水、気の輸送路
相互の繋がりを経絡と言います。
・肝と胆
・心と小腸
・脾と胃
・肺と大腸
・腎と膀胱
※一つの臓に不調が生じると、対となる腑へも影響を受け、不調が現れます。
【奇行の腑】
脳・髄・脈・胆・女子胞
胆は六腑ですが、胆汁を貯める臓としての働きもあるため、奇恒の腑にも含まれる。
腎が骨をつかさどり、髄を生じ、髄が頭部に貯まって脳になります。
脈は血が通る脈管、女子胞は子宮に当たります。